2017年3年B組追悼記念
- 2017/05/24 02:29
- カテゴリー:更新
毎年、涼様が企画してくださっている3年B組追悼記念ですが、今年はなんとか参加することができました。pixivにアップしましたのでよろしければ。性懲りもなく沼井と桐山の話です。ほんと好きだよね自分……。
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毎年、涼様が企画してくださっている3年B組追悼記念ですが、今年はなんとか参加することができました。pixivにアップしましたのでよろしければ。性懲りもなく沼井と桐山の話です。ほんと好きだよね自分……。
スマホで見やすいようにしました。たぶんそこそこの数の方がスマホから閲覧してる、だろうという憶測でやりました。データとかは取っていない。
雑記ページもかなり読みやすくはなったはずです。カテゴリーの他にタグも使えるようになったし。
もし、閲覧に不具合があったら教えていただけると助かります。教えていただいても対応できるかどうかはわかりませんが努力します。
あー疲れた……
ひさしぶりに更新しました。沼井と桐山の話です。年末のボクシング(主に内山戦)見て思いつきました。特に今回に限ったことではないですが、調べ物とか一切してないので細かいところはザルです。
ファミリーの中ではそれなりに沼井が理解者だったとは思うけど、かといって二人の間の意思疎通が完璧だったとかはみじんも思わないです。沼井もそれを受け入れつつ、凡人なのでそのことにたまにがっかりしたりとかしつつ、いなしてたんじゃないかなあというのが今のおれのきもてぃ。
あと、今年の更新分からアップした日を入れていこうと思いました。いまさら。
『いつ始まるのかな? このゲームは?』
主人公周りがべらべらしゃべりまくるのと対称的に、桐山は南の端以降ほとんどしゃべらない。その桐山が最初に言ったことがこれ。いいよね! しびれるよね!
作者によると、初期設定されていた桐山は決めゼリフをばんばん吐くような饒舌キャラだっらしいけどが、“よりマシーン感を出す”方向へ改稿を重ねてった結果、最終的にいまの形になったらしい。それ読んで、ほんとそっちに舵切ってくれて正解だったよと思った。感情が表情にも言葉にも一切出ないからこそ何を考えているのかわからなくて不気味で同時に魅力的なんだし。桐山ファンがおしなべて熱狂的なのも、この“ミステリアスさ”に否応なしに惹かれてしまうからだと思う。ちなみに、饒舌な桐山はインサイダーの『ボーナス・トラック』(未公開エピソード)で読めますぜダンナ。持ってない子はマケプレで買おう。安いよ。
で、桐山の台詞ですけど、これ純粋にルールを尋ねてる。坂持の説明から抜け落ちていた部分を補足すべく質問している。聞いていないようでいて、ちゃんと真面目に先生の話を聞いていたわけだ。えらいぞ~和雄。
坂持が桐山の問いに答えて桐山は疑問を解消する。質問と回答。その答えは他の生徒たちにとっても有用だったはずだけど、同時に〝桐山がやる気になってる〟と感じた生徒は少なくなかったように思う。あるいは、桐山にとっては単なるルール補足目的の質問でしかなかったあの言葉が、疑心暗鬼にかられた生徒たちにはまるで桐山がゲームの始まりを待ちわびているように聞こえたんじゃないかな。それで、黒長や笹川や金井が桐山に出会ったとき、恐怖心から先に攻撃を仕掛けた可能性はじゅうぶん考えられる。
桐山は教室を出ていく前にメモを渡してファミリーを南の端に集めようとしたあと、南の端で金井に出会った直後(だよね?)にコインを投げた。つまり、メモを書いた時点ではまだ〝乗る〟決定をしていないってことですよね。もしメモを書く前にこっそりコインを投げて〝乗る〟ことを決定していたのなら、自分を信頼している(だろう)ファミリーを一カ所に集めてまとめて処理し、有用な武器を持っている者がいればそれを奪う気だった、という可能性が高い。沼井あたりは、鉄砲玉か人間の盾として使うことも考えたかもしれない。
でもそうじゃなかった。教室時点では、桐山はまだ何も決めていなかった。というより決めたくても決められなかった、のだと思う。なぜなら、それ(プログラム)は桐山にとって初めての経験だったから。善悪に基づく倫理観を内に持たない桐山は経験と知識によってしか物事を判断できず、それが揃わない事柄には対応できない、と。
じゃあどういう意図で桐山はファミリーを集めようと思ったのかということだけれども。思うに、聞こうと思っていたのではないか。
桐山は“正しい答え”を求めていた。彼のつぶやく「なにが正しいのかわからなくなる」という言葉の裏には、正しいことを選び取りたいという意志(感情がないとされる桐山に関しては適当な言葉ではないかもしれないが)があるように思う。もしかしたらそれすら教育なのかもしれない。「常に正しい選択肢を取れ」と。でも正しさってひとつじゃないんだよね。正しいとは思えない道を選ぶこともあると気づかせかけたのが沼井だったのかなあ。
もし、七原と典子のように桐山と沼井の出席番号順が近かったら。南の端で桐山が最初に出会ったのが金井ではなく沼井だったら。沼井が坂持と戦おうぜボスと進言していたら。桐山はコインを投げなかった可能性もある。でも現実にはそうはならなくて桐山はコインを投げたわけですが。
桐山が沼井と出会って会話をするシーンは、桐山が〝乗る〟と決めたあとなので、それ以降の台詞がはたしてどこまで本当なのかわからない。だけど、桐山が嘘をつけるかどうかはかなり怪しい。相手の心を攪乱させる目的で嘘をつくことはあるけれど、その発想自体、相手(人間)の心の動きを想像できない人には無理だと思うんですよね。桐山は自分に心がないから相手の心も想像できない、だから嘘をつくことができない、と考えるのが妥当かなと。そう考えたら、桐山の台詞はすべて本当のことであると思っていいんじゃないだろうか。
ただ、桐山のパーフェクト超人ぶりを考えると単に〝技術〟として嘘をつく能力があった可能性もありますわな。まあ、マシーンとしての桐山を直視したらそっちが正解なのかもしれん。わかってる。わかってはいるが、ここでだけは夢を見させてくれ……。
「俺は、どっちでもいいと思っていたんだ」
「俺には、時々、何が正しいのかよくわからなくなるよ」
「今回もそうだ。俺にはわからない」
だからお前に聞きたかったんだよ。お前に決めてほしかったんだ、充。
わたしにはそんな桐山の声なき声が聞こえる。
真面目に考察しはじめたはずなのに結局沼桐にオチるという。能力の限界!
作品の整理を兼ねてサイトを改装しました。
三村三部作は書き直したいので一旦下げました。いつかわかんないけど直しが終わったらまた上げるつもりです。
いまここに残ってる短篇の一人称形式は自分にあってる気がする。ネタとテンポだけで押し切ってる感バリバリだけど。楽しんでもらえたらそれでいいのです。願わくば読んでくれた人の心になにか傷跡を残せたらベターですが。
前回の日記で言及しておりましたpixivの追悼企画に投稿しました。三村と叔父と三村の両親の話です。よろしければ。
イメージ元はそのまんまflumpoolの『花になれ』です。出来はともかく、有言不実行にならずにすんだだけよかったです。(汗を拭きながら)
しかし久しぶりに書いたら、やっぱり萌えるなあと思いました。三村は一生好きなキャラだろう。
あと、昔の知人と話して、「沼桐は二次的に完璧な設定だったよね。ファンタジーっていうかむしろ幻想。笑」ってことになったので、そのうちなんか上がるかもしれません。
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昨年10月から開店休止状態になっているのですが、こちらが現行ジャンルの別サイトになります。ジャンルはリンク先でご確認ください。
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