15周年記念アンソロジー
- 2014/08/31 21:40
- カテゴリー:オフ活動
- タグ:15周年記念アンソロ
先日の29日の通販受付をもって無事すべての頒布を終了しました。
夏コミ、スパコミの各イベントへに足を運んでくださった方、通販でお申し込みいただいた方、ありがとうございました。
なお、すでに公式アカウントから告知した通り、再販の予定はありません。
通販分が受付開始15分ほどで完売してしまったため、すべてのご購入希望者様にお買い求めいただくことができなかったかもしれません。申し訳ありません。「欲しかったのに買えなかった」という方には大変心苦しい気持ちで一杯なのですが、今後イベントに出る予定がないこと、300を超えるページ数と特殊装丁のため再版にかかる金銭的な負担が大きいこと、また記念アンソロジーという性質、等を踏まえてこのように決断いたしました。どうぞご理解いただけたらと思います。
告知サイトの更新記録を遡ると開設が去年の8月27日でした。
1年という時間は本当にあっという間で、長い仕事だったという実感が今でもあまりないのですが、事実、1年間この企画に携わってきた、つまり、1年ずっとバトロワのことを考えていたわけです。いやー素晴らしい、バトロワクラスタの鑑ですね(自画自賛)
夏コミは参加できなかったのですが、そのあとのSCCとTwitterでアンソロの発行をみなさんが喜んでくださっているのを見たとき、種からせっせと育ててきたものが実を結んだんなあと感無量でした。
2001年に「Re:」、2008年の「Please, Please, Please, Let Me Get What I Want」と過去に二度アンソロを発行してきましたが、いずれも主催からの依頼型で公募形式は今回がはじめてでした。
今だから言えることですが、はじめは公募で執筆者を募るということに若干の不安がありました。夏コミでも1サークルしかないようなジャンルではたして執筆者が集まるのだろうかと。しかも今回は原作縛りです。「バトルロワイアル」「バトロワ」でサーチすると、出てくるのは映画版かパロロワ(他ジャンルとバトロワのコラボ)の話題ばかり……。本当に大丈夫か? 公募を告知してしまったらあとには引けません。
で、結果はどうだったか。42名集まりました。42名……。
――冗談だろ?
思わずひっくり返った軽トラックから、桐山が、すい、と降り立ったのを見た三村のようにつぶやきました。(ああ……三村←思い出している)
これは絶対に成功すると確信した瞬間でした。これは光の神アフラ・マズダのご加護に違いない!と。そこからは不安も迷いもありませんでしたね。
事務連絡と原稿が集まってからの編集作業の大部分は主催のエリックさんがやってくださったので、わたしはその裏で編集用のパーツ作りやノベルティをちまちま作ったりしていました。
ノベルティのマグネット、実はあのデザインに落ちつくまでけっこう試行錯誤してるんです。最初の案から最終稿までに5案くらい没にしてます。だから「夏コミで大東亜承認マグネットと七原のギターしおりの評判よかったよ」とエリックさんから伝えていただいたときは報われたと思いました。
というわけですので、ノベルティ開けないで置いておくって方が多いようなのですが、ぜひみなさんマグネットもしおりも使ってほしいです。笑
1年も一緒だった企画が手を離れてしまって軽い喪失感を感じています。
しかし悲しむことはありません! 消えてなくなったわけではなく、みなさんのお手元に旅立っていっただけなのですから!(誰?)
このアンソロからまた新たな創作がひとつでもふたつでも生まれればいいなと思っています。他人の作品を読んで刺激されるってよくあることですしね。自分の新たな萌えポイントに気づかされたりとか。そういうペイ・フォワードが続けばうれしいです。
あっ、次の企画を立ち上げてくださる方もお待ちしています。今はTwitterやPixivで宣伝は楽ですし。ぜひ。
今回のことで言うと、あのフライヤーが宣伝効果大きかったみたいです。バトロワクラスタ以外の人にもRTしてもらって、それで一気にアンソロアカウントのフォロワー数が増えました。
こうして書いているといろいろなことが思い出されてきます。手の内を明かすのは楽しいのですが、舞台裏は少し覗くくらいがちょうど良いのかなとも思うので、そろそろこの辺で打ち止めにします。
アンソロに関わってくださったすべての方へ、最大限の感謝を込めて。
ありがとうございました!
山下クロコ