【創作裏話】ショートホープ【鉄三】
Twitterで「鉄三は至高」と吠えまくってるわりにちゃんと書いたのは初めてでした。作品はpixivに上げてあります。後日サイトに格納します(今、サイトの再構築作業中なので)
お友達が「鉄男は平塚に住んでそう」と言ったところから着想を得ました。この話を書いたことにより、ウチの鉄男の地元が平塚に確定した。鉄男の自宅アパートがあるのは駅北口側。個人商店の並ぶ昔ながらの商店街とか繁華街とかちょっといかがわしいお店が集まっているような方。後述する七夕祭りでメインストリートとなる「湘南スターモール商店街」がある方。
以前オフで活動していた時は、原作の舞台設定が湘南、チエコスポーツの立地がおそらく藤沢、くらいのぼんやりした感じで書いてました。当時書いていたカップリングものは土屋南岸本の連載(今はサイトに上げていませんが)くらいで、そっちは緻密に大阪のどのへんとか土屋はほぼ京都寄りの北摂でとか細かめに設定していたんですけど、神奈川勢は自分に土地勘がないこともあって、ぼんやりさせたままだったんですよね。藤真と仙道の話「11月最終日の取るに足りない話」なんかは明確に藤沢を舞台にしてたりもするんですけど。あの話を書くためにわざわざ藤沢まで行った懐かしい記憶。どうでもいいけど、土屋の実家が京都とか北摂って二次クラスタの集団幻覚ですよね。南と岸本が大阪南部出身ってのも同じくらいよく見かける。ガラの悪い豊玉とお上品そうな大栄って対立構造なんでしょうけど。豊玉のイメージに関しては、原作描写に加えて、モデル校だと言われている東住吉工業の影響もあるのかな。
話がそれました。鉄三でした。鉄男の地元を平塚に決めたあと、平塚がどんなところなのか調べて、そうしたら七夕祭りが有名って出てきて。日本三大の一角だと。へーってなって、七夕といえば願いごとだなと安易な発想をしたわけです。わたしは鉄男が体育館襲撃事件よりずっと前から三井の「バスケ部に戻りたい」気持ちに気づいてたと思っているので、必然的にあのような話になりました。タバコも吸わない酒も飲まない(これは妄想。でも十中八九酒も断ってると思う。物語的にもメタ的にも三井の未成年飲酒の事実はなかったと暗示されていると思う)言動も行動も単純でわかりやすすぎる男三井寿と「ま…そっち(短い髪)の方が似合ってるよおめーには」って言える鉄男じゃ、どちらが上手かなんて言うまでもない。
ここから先はイメソン語りなので読まなくてもいいです。
この話のイメソンとしたGRAPEVINEの「HOPE(軽め)」は「LIFETIME」という彼らの代表作かつ最高傑作の呼び声高い2ndアルバムのラストに収録されています。有名な「白日」「光について」「スロウ」も全部このアルバムに入ってる。今も昔も中古CD店で見かけるGRAPEVINEっていったらほぼこのアルバムだと思う。でも、これよく売れたなって思うくらい、なんというか曖昧なアルバムなんですよね。これといったメッセージやテーマがあるわけじゃない。あるんだろうけど、それを直球で表現はしていない。歌詞もわかるようなわからないような感じで。メロディのキャッチーさは抜きん出ているから、おそらくそれがウケたのだろうなとは理解するんですけど、お茶の間でヒットするようなアルバムやバンドではないよなとも思う。発売年が1999年で、CDが売れていた時代だったという背景はあるかもしれない。同じ年に宇多田ヒカルの1stが出てる、と言ったらなんとなくわかるでしょうか。あの1,000万枚近く売れたモンスターアルバム。
「HOPE(軽め)」はそんなアルバムでも少し異色というか、他の曲から少し浮いていて、でもそういうところを含めて昔から好きな曲で、話を書きながら思い出して久しぶりにSpotifyでエンドレスリピートしてました。これだってイメソンが決まったら延々聞き続ける癖がある。聞き込んで歌詞とか曲の空気感を体に覚え込ませるみたいな感じ。そうすると物語の雰囲気と少しずつリンクしてくるんですよね。ということで、今回もSpotifyの再生回数にかなり貢献したと思う。
鉄三の良さと同時にGRAPEVINEのそれもあらためて実感した話になりました。